海の幸に恵まれた函館から、ミシュランガイド北海道版で二つ星に輝いた料亭〈冨茂登〉が作る、いくら漬けをご紹介します。いくらはロシア語で鮭の卵という意味で、一粒一粒ばらばらになっている鮭の生筋子のこと。函館近海の朝上がりの沖捕り鮭から、その日取り出した卵のうち、成熟した鮮度のよい粒だけを道産の醤油と地酒を使った調味液に漬けこみました。手作業でていねいに瓶詰めされた大粒のいくらは、ひと粒ひと粒がキラキラと輝き、噛むほどに旨みが弾けます。捕れる時期も限られ、1日に限られた量しか作れない貴重な品。たっぷりごはんにのせてもよし、日本酒と一緒にじっくり味わうのも一興。ひとり占めしたくなるほど贅沢な味を堪能してください。